京都「服部綴工房」の本綴の名古屋帯をきものこすぎにて展示販売致します。爪掻き本綴を是非この機会にご覧下さい。
■服部綴工房の本綴帯
11月19日(日) 18:30まで
熊谷きものこすぎにて開催
〒360-0012 埼玉県熊谷市上之1789-6
048-520-2436
服部綴工房 Instagram
商品のお問い合わせは
048-520-2436
営業時間10:00〜18:30/定休日 月曜と火曜
爪掻本綴(つめかきほんつづれ)の歴史や定義
綴織の起源は古く紀元前15世紀頃の古代エジプトの王墓から出土した綴織技法の麻織物が最古とされています。そこから世界各地へ伝わりヨーロッパでは「ゴブラン織」として現在でも続いています。日本へは中国から伝わり(中国では「刻糸(こくし)」と呼ばれる)装飾品としての織物として発展を遂げました。帯として爪掻の綴織が使われるのは明治時代からとされています。
綴織の技法でも、絵柄を織る際に爪を用いるのは日本だけとされています。「綴」というのは西陣織の中の1つの品種と定められています。(西陣織工業組合が定める12の品種の中に「綴」がある)組織は平織り。特徴はタテ糸が表面に全く出ないことです。よく似た技法で「すくい織り」がありますが、タテ糸が見えるか否かが差になります。
綴の中にも①織機で織るもの(紋綴れと呼ばれる)②柄部分にジャカードを使用するもの③全て手仕事・手織りとなる爪掻本綴とがあります。大きな特徴は職人自身の爪をギザギザに削って糸を掻き寄せて織ること。これは道具の及ばない細かい箇所を織るためのもので、最終的には櫛を使って強く糸を詰めます。また無地場では框(かまち)という道具で織ります。(決して端から端まで全てを爪で織っているわけではありません)
爪掻本綴では裏面に糸が渡ることはなく、絵柄部分ごとに境目で糸を折り返しながら織り進めていくため、柄と柄(または地)の境目には把釣子(はつりこう)というすき間ができます。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
花筏(はないかだ)
お仕立上げ税込価格
1,116,500円
□服部綴工房さんからのコメント
昔から作られてきた古典柄の1つです。今となっては制作されることも少なく私たちの中ではかなり希少だと言えます。元々はしっかりフォーマルな柄ですが、この帯では金銀糸は控えめに使われていて、時代に合わせた配色となっております。これを制作したのは若手の職人で相当な時間をかけて丁寧に織り上げられました。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
五福(ごふく)
お仕立上げ税込価格
539,000円
□服部綴工房さんからのコメント
ふぐの柄です。かなりカジュアルの方に振り切った柄です。とにかく可愛さを意識して制作されました。ただ可愛いだけではなくふぐは「ふく(福)」とも呼ばれる緑起物・・・という意味合いもあります。そして前柄と合わせて5匹のふぐ(福)でタイトルが「五福(呉服)」・・といろいろなものが掛かっています。そして前柄の1匹はピンク色・・・・と遊び心を方々に詰め込みました。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
陽光(ようこう)
お仕立上げ税込価格
539,000円
□服部綴工房さんからのコメント
全体で立ち昇ってくる太陽を表現しております。一部、綺麗な曲線を形作りながら色をぼかす、という職人の腕が光る箇所もあります。柄部分の配色は、草木染めで私たちの仕事場にある紅葉の木からのもの。媒染剤の違いによって、同じ植物でもグレーからオレンジまで様々な色が出るのが面白いところです。植物染色の特徴で、濃い色でもキツくなったり浮いたりせず、優しく馴染む色になります。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
茜の大千鳥(あかねのおおちどり)
お仕立上げ税込価格
484,000円
□服部綴工房さんからのコメント
小ぶりな鳥柄はよくあるので、逆に見切れるくらい大きくするとどうなる?という発想で生まれた柄です。昨年に初制作。物珍しいのか、いろいろな所で注目の的になります。お太鼓にすると収まるギリギリの大きさですが、前柄がヒントになっている・・・という意図があります。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
あさぼらけ光
お仕立上げ税込価格
456,500円
□服部綴工房さんからのコメント
定番商品の1つ。さまざまな配色や柄のバターンがあります。色と色との境目は「割(わりもく)」という2色の中間色を作る技法を使ってぼかしていて、自然でなめらかな色の変化を表現しています。あさぼらけという名前のように、朝方の淡いグラデーションの空がイメージにあります。お着物に合わせやすく、お茶などされている方にもお好みいただいております。
服部綴工房 本綴名古屋帯
絹100%/手織
紫根染 互縞段(しこんぞめ たがいしまだん)
お仕立上げ税込価格
401,500円
□服部綴工房さんからのコメント
「互稿段(たがいしまだん)」という定番柄の1つで、縦と横縮の組み合わせによる柄です。真ん中あたりの少し立体感のある箇所も同じ綴織で別の稼を使って粗い組織で織っています。スタンダードな配色バターンですが、色糸には草木染めの紫根で染めた紫色の糸を使用しています。様々なお着物に合わせやすいとお声をいただいている柄です。
お客様のご要望に合わせてお作りします
服部綴工房さんの帯は全てが手仕事で1点づつ丁寧に制作されています。同じものを複数量産することは基本的にはありません。制作の自由度が非常に高いので部分的な色や柄の変更や完全オリジナルのオーダーメイドも承りますのでご相談下さい。
■服部綴工房の本綴帯
11月19日(日) 18:30まで
熊谷きものこすぎにて開催
〒360-0012 埼玉県熊谷市上之1789-6
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商品のお問い合わせは
048-520-2436
営業時間10:00〜18:30/定休日 月曜と火曜
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